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社名に「トヨタ」のない、トヨタの未来を切り開く新会社TRI-AD

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トヨタの未来を切り開いていく新会社、社名から“トヨタ”の冠を取った狙い

トヨタ自動車は自動運転ソフトウエア開発会社のトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI―AD)を再編し、2021年1月に新会社を設立する。新体制への移行で、意思決定の迅速化や外部企業との連携を促進。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)関連技術や静岡県裾野市で計画する実験都市「ウーブン・シティー」事業を加速する。

静岡県裾野市の実証都市「ウーブンシティ」

持株会社ウーブン・プラネット・ホールディングスの設立

トヨタは持ち株会社「ウーブン・プラネット・ホールディングス」を設立し、同社の傘下に事業会社2社を置く。いずれも「ウーブン」という名称がついていることが特徴だ。社名から“トヨタ”の冠を取ることで、外部との連携をしやすくする狙いもある。資本金は、ウーブン・プラネット・ホールディングスが200億円、ウーブン・コアが5000万円、ウーブン・アルファが1億円となる予定で、3社発足時の代表取締役にはいずれもTRI-ADの現CEOであるジェームス・カフナー氏が就任する。

事業会社はTRI―ADが手がける自動運転技術の開発を引き継ぐ「ウーブン・コア」と、ウーブン・シティー事業などを担う「ウーブン・アルファ」で構成。トヨタの既存領域を超えた新規事業の旗振り役となる。
トヨタの豊田章男社長は新会社について「トヨタが本当に大切に紡いできた『誰かの幸せのために』という思いを引き継ぎ、トヨタの未来を切り開いていくための会社だ」と話す。

「プラネットHD」「コア」「アルファ」3社の役割は?

ウーブン・プラネット・ホールディングスは持株会社としてグループ全体の意思決定などを行い、ウーブン・コア社は自動運転技術の開発・実装・市場導入などを担う。
ウーブン・アルファ社はトヨタが静岡県裾野市で2021年に着工する実証都市「Woven City」のほか、「Arene(アリーン)」「AMP」などの領域で革新的なプロジェクトを推進する。

AreneはTRI-ADが現在開発するオープンな開発プラットフォームであり、AMPはさまざまな企業から自動運転車両のデータを共有してもらい、高精度地図を作成・共有するオープンなソフトウェアプラットフォームのことだ。

豊田章男社長「さらにアクセルを踏み込める体制に生まれ変わる」

トヨタ自動車の豊田章男社長は「TRI-ADは『Woven』の名の下に、人々がもっと幸せになれる未来の実現に向けて、さらにアクセルを踏み込める体制に生まれ変わっていきます」とコメントしている。
豊田社長はWoven Cityや3社の社名に使われている 「Woven」という言葉について、「日本語で『織り込まれた』という意味」と説明した上で、「『他の誰かのために』という想いを、未来をつくっていくこれからも忘れずにいたい」としている。
TRI-ADのジェームス・カフナーCEO(最高経営責任者)は「TRI-ADは次のステージに進み、比類のない成長、スピード、品質を達成することが未来へつながると考えています」としている。

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