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新型レクサスLSに自動運転など独自AI技術を活用

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トヨタ自動車は7月7日、高級車「レクサス」の最上級セダン「LS」の新型車に自動運転などの先進技術を結集させると発表した。高速道路での手ばなし走行機能や購入後にソフトを自動更新する技術を搭載する。CASEを巡る競争が激しさを増す中、高いブランド力を持つレクサスLSに新技術を詰め込んでアピールする。

トヨタ自動車が7日に発表した高級車「レクサス」の最上級セダン「LS」の新型車。自動運転などの先進技術を結集させる

レクサスの最上級セダン「LS」の新型車に自動運転などの先進技術を結集させる

先進技術に加えレクサスが強みとする乗り心地や静粛性も重視。車内への振動を低減し、シートに新たな低反発素材を採用した。
ボディカラーには、新たに深い陰影感を特徴とするシルバーの外板色「銀影(ぎんえい)ラスター」を設定。光輝材(アルミフレーク)を含んだ塗料を高密度で敷き詰める最新の塗装技術により、光の当たる角度によってさまざまな表情を見せる特別なものとなっている。
インテリアにも日本の伝統工芸からインスピレーションを得たデザインを採用されている。オーナメントに西陣&箔を新規設定し、西陣織の銀糸やプラチナ箔の輝きにより、月明りに照らされた波の揺らぎによる「月の道」を表現している。


また、ハンドルとセンターコンソールのスイッチ類を黒で統一し、視認性を向上させるとともに端正な印象を持たせている。使用頻度の高いシートヒーター、ステアリングヒーターの操作画面を表示させるスイッチをセンターコンソールに追加することで、操作性も向上した。
価格は未定だが、既存のLSは1000万円程度からになる。今年初冬の発売を予定する。

トヨタの自動運転コンセプト

トヨタは自動運転の開発理念として、人の操作を完全には排除せず自動車の動きと調和させる「モビリティ・チームメート・コンセプト」を掲げている。今回の新型LSには同コンセプトに基づく運転支援機能を初搭載した。
具体的には、高速道路での追い越しや車線変更を車載システムが提案。運転手が前方を監視しつつも、ハンドルやアクセル、ブレーキの操作無しで運転できる「レベル2」の自動運転が可能となる。独自の人工知能(AI)技術を使い、運転中に起こりうるトラブルを予測し、運転手の対応を支援する。駐車支援では従来のハンドル操作などに加えて、リバースへのシフト変更も自動化した。

ソフトの自動更新機能

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トヨタの市販車では初めて無線通信でソフトを自動更新するオーバー・ジ・エア(OTA)と呼ばれる技術を採用する。スマートフォンで基本ソフト(OS)やアプリを更新するように、自動車を購入後にソフトの機能が追加、改善できる。

自動運転レベル3への取組み

他の自動車メーカーもまずは高級車に自動運転技術を搭載している。ホンダは今年中に、国内向けに高級セダン「レジェンド」でレベル3の自動運転車を投入する計画を持つ。人が前方を監視しなくても一定の条件下で自動運転が可能だ。日産自動車は高速道路で手放し運転が可能な高級セダン「スカイライン」を販売している。
国内では道路交通法の改正で20年4月から公道でレベル3の自動運転車が走れるようになった。今後さらにグーグルなど米IT(情報技術)大手もライバルとなり、開発競争は加速していくだろう。

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