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進化する愛知|自動運転の実証実験

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コロナ禍で話題となった愛知県の大村知事だが、次世代自動車産業の振興を全国でも積極的に推進している知事の1人である。
愛知県は2007年7月に「あいち自動運転推進コンソーシアム」を設立し、自動運転システムに関係する企業・大学と県内の自治体のマッチングなどに取り組むなどその活動は積極的だ。
2016年から全国に先駆けて自動運転の実証実験を実施している愛知県。県内における自動運転の取り組みをさらに前進させるため、2020年度も引き続き関連プロジェクトの推進に力を入れる。
2020年6月22日までに「2020年度自動運転社会実装プロジェクト推進事業」の実施について発表の発表があり、今年度の取り組みの方針が明らかになった。

 

3車両の社会実装に向けた技術面での検証

2020年度の実証実験ではNTTドコモを筆頭とする企業グループにより、「高速」「大容量」が特徴の商用5G、空港島全域での長期の運行(1カ月程度)、感染症対策を踏まえた車室空間のあり方にも配慮した自動運転コンセプト車両の検討など、社会実装に向けた技術面での検証を行う。
実施地域は、常滑市、西尾市、長久手市の県内3地域だ。使用する車両は、小型バス車両「ポンチョ」、タクシー型車両「ジャパンタクシー」、現在開発中の「自動運転コンセプト車両」の3車種とされている。
ポンチョには自動運転システムが実装され、磁気マーカーシステムによる経路認識により、限定された区域での無人運転と「遠隔監視有」での運行が可能だという。
トヨタが開発したジャパンタクシーは、名古屋大学発スタートアップのティアフォーが開発した自動運転OS「Autoware」によって、「運転席有人」かつ「遠隔監視有」での運行が可能だという。
開発中の自動運転コンセプト車両は、ゴルフカートをベースとした近未来型モビリティとされている。運転席やハンドルなどの操舵装置はなく、客席のみとなっており、Autowareによる自動運転が可能とのことだ。現在、感染症対策に配慮した車内空間を目指し、自動車関連企業と開発を進めているという。

実証実験の各モデルイメージ

集客施設内モデルイメージ

集客施設内モデルイメージ

住宅団地・郊外モデルイメージ

住宅団地・郊外モデルイメージ

ショーケースモデルイメージ

ショーケースモデルイメージ

 

参加する企業・団体

実証実験の幹事会社はNTTドコモで、地域の交通事業者を中心に11社・1大学が実証に参加予定となっている。

  • NTTドコモ
  • 名古屋鉄道
  • 名鉄バス
  • 名鉄東部交通
  • メイテツコム
  • アイサンテクノロジー
  • ティアフォー
  • 岡谷鋼機
  • 損害保険ジャパン
  • 愛知製鋼
  • 国立大学法人名古屋大学
  • PwCコンサルティング

NTTドコモは、事業統括や通信環境構築、サービスプラットフォームの提供など、大手鉄道会社の名古屋鉄道は運行助言、システム開発などを手掛けるメイテツコムは顔認証システムの提供を担当する。
また、測量ソフト開発を手掛けるアイサンテクノロジーは車両の提供や自動運転に必須の3Dマップ作成など、トヨタグループの愛知製鋼はMIセンサ(超高感度磁気センサ)を用いた磁気マーカシステムの提供などを、それぞれ担当する。

さらに「進化する愛知」の2020年度に注目

世界的自動車メーカーのトヨタを有する愛知県。「進化する愛知」を掲げる大村秀章知事も自動運転技術の推進に前のめりになっており、自動運転実証での試乗も頻繁に経験している。
2020年度も「自動運転×愛知」の話題には事欠かない1年となりそうだ。

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